公開されている仕様は、2つの構成部品について異例なほど明確です。メモリは両方の階層で16GB、ストレージには両方とも「SSD required」と明記されています。この価格帯の作品としては厳しく、何より先に確認すべき部分です。

最低要件

項目要件
OS64ビット版 Windows 10 以降
プロセッサーIntel Core i5-8600K または AMD Ryzen 5 2600X
メモリ16GB RAM
グラフィックスNVIDIA GeForce GTX 1070 8GB または AMD Radeon RX Vega 56
DirectXVersion 12
ストレージ空き容量45GB
サウンドWindows 対応のオーディオデバイス
備考SSD 必須

推奨要件

項目要件
OS64ビット版 Windows 10 以降
プロセッサーIntel Core i7-9700K または AMD Ryzen 7 3700X 以上
メモリ16GB RAM
グラフィックスGeForce RTX 3070 8GB または AMD Radeon RX 6700 XT 12GB 以上
DirectXVersion 12
ストレージ空き容量45GB
備考SSD 必須

2つの階層の差が示すもの

プロセッサーの差は控えめです。9700K と 8600K は1世代の違いで、クラスの違いではありません。グラフィックスの差は巨大で、GTX 1070 から RTX 3070 はラスタ性能でおよそ2倍になります。

この形は、高設定でゲームが GPU 律速になり、設定メニューが実際に仕事をしていることを通常意味します。推奨は1440p、あるいは高プリセットの1080pを指し、最低は低プリセットとアップスケーリングを使った1080pを指すと考えるのが自然です。どちらも明記されていませんが、ハードの差は微妙なものではありません。

SSD の一行は定型文ではない

アセットのストリーミングが激しい Unreal Engine 5 の世界は、メカニカルドライブでまともに動きません。テクスチャは遅れて到着し、移動中にカクつき、フレームタイムのグラフは櫛の歯のようになります。ストアページは SSD を「推奨」ではなく「必須」と書いており、これは珍しいことなので文字通り受け取るべきです。

45GB という数字は、インストールが軽くないことも意味します。空きが45GB あってもシェーダーキャッシュやセーブの余地がないドライブは、実質的に45GBのドライブではありません。

Steam Deck の状況

判定はありません。このゲームの Steam 互換性レポートはカテゴリ0を返しますが、これは Valve が評価していないという意味で、動作しないという意味ではありません。Verified でも Unsupported でもありません。

16GBのメモリ下限と SSD 必須を踏まえると、Deck での結果は明らかに問題なしではなく、本当に不確実です。どちらについても告知はありません。

DRM とアカウント

ストアページにはサードパーティの DRM もサードパーティアカウントの要件も記載されていません。Denuvo の表記もなく、Steam 以外のランチャー依存もありません。GPU 負荷の高いゲームでは、フレーム予算に改ざん対策のオーバーヘッドが乗らないという意味でもあります。

体験版の性能についての補足

体験版の最初の1週間、最低要件を余裕で満たすマシンから苦情が殺到しました。原因はハードではありませんでした。自動画質検出が、GPU に関係なく Epic プリセットを割り当てていたのです。10月7日のホットフィックスで検出が修正されました。

この教訓は製品版にも当てはまります。性能がおかしいときは、ドライバより先にプリセットを確認し、固定の基準が欲しいなら手動で設定してください。

実機に照らして要件を読む

最低要件は8年前のミドルレンジカードを想定しています。8GB の VRAM を積む GTX 1070 は1080pでゲームを動かします。問題はどのプリセットで、どれだけアップスケーリングを使うかです。

下限に近いハードについて、正直な見通しを3つ挙げます。

上限を決めるのは帯域ではなく VRAM です。 8GB のカードは1080pならテクスチャプールを常識的に保てば十分です。メモリが許す範囲を超えて上げると、どれだけ GPU に余力があってもカクつきは解消しません。

プロセッサーの下限は寛大です。 6コアの i5-8600K は Unreal Engine 5 のタイトルが通常求める水準を大きく下回ります。シミュレーションの負荷が控えめで、描画の負荷がそうではないことを示します。

実際の関門は16GBです。 強力な GPU と8GBのメモリを積んだマシンは、グラフィックスの問題に見える形で失敗します。アセットが読み込まれず、テクスチャが遅れて届き、場面転換で長く引っかかる。カードより先にメモリを確認してください。

ノートPCで買う人へ

モバイル版の RTX 3070 はデスクトップ版の RTX 3070 ではありません。ノート向けは消費電力が桁違いに小さく、重いタイトルでの持続性能は箱に書かれた数字ではなく、電力上限と冷却で決まります。

この仕様に照らしてノートPCを選ぶなら、型番ではなくグラフィックスの合計消費電力を比べてください。そしてスペック上は適合するマシンが、実際には最低と推奨の間あたりに収まると想定しておくべきです。ノートPCでも SSD は任意ではありません。多くは最初から搭載していますが、そうでないものは苦労します。

1つの部品だけ足りない場合

最も多い惜しいケースは、GPU は十分だがメモリが8GBというマシンです。これは埋めるのが最も安く、変化が最も大きい差です。16GBの下限に合わせるのは1回の増設で済み、グラフィックスの故障に見えるカクつきが消えます。

2番目に多いのはストレージです。ほぼ満杯のメカニカルドライブに45GBをインストールするのは、GPU が良くても快適ではありません。SSD をすでに持っているなら、インストール先を移すのは無料です。

本当の関門は16GB

GTX 1070 は2026年でも使えるカードです。多くの場合「動くか」を「動かない」に変えるのは16GBのシステムメモリで、しかもそれは回避策なしで最低要件の欄に書かれています。